2017年05月23日

古典部シリーズ/米澤穂信

古典部シリーズとは、高校生の折木奉太郎が、千反田える、福部里志、伊原摩耶花ら仲間と共に、日常の謎を解決していくミステリーです。
今までに6作が発表されています。

1.氷菓
2.愚者のエンドロール
3.クドリャフカの順番
4.遠回りする雛
5.ふたりの距離の概算
6.いまさら翼といわれても

高校生が主人公ということもあり、人が死ぬこともなく、青春ミステリーといった雰囲気ですが、本格ミステリーにも負けないほどの面白さです。

1.「氷菓」
氷菓 (角川文庫)

米澤 穂信 KADOKAWA 2001-10-28
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いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。

米澤穂信のデビュー作。

高校が舞台の青春ミステリーです。
人が死ぬような事件もなく、読みやすい長さで、中高生でも読めるのではないでしょうか。

ラノベ風ではありますが、なかなか面白く、続きのシリーズも読んでみたいと思わせます。

2.「愚者のエンドロール」
愚者のエンドロール (角川文庫)

米澤 穂信 角川書店(角川グループパブリッシング) 2002-07-31
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「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか?その方法は?だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。

古典部シリーズ2弾目は、よりミステリー色が濃くなっています。
最後には、しっかりとどんでん返しもあります。

古典部員の4人も、魅力的なキャラで、どんどんのめりこんでいきそうです。

3.「クドリャフカの順番」
クドリャフカの順番 (角川文庫)

米澤 穂信 角川書店(角川グループパブリッシング) 2008-05-24
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待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。大人気“古典部”シリーズ第3弾。

古典部シリーズ3作目です。

前2作は、主人公の折木奉太郎の視点で描かれていましたが、今回は古典部4人それぞれの視点で描かれます。
これがまた面白い!

特にもうひとりの主人公、千反田える視点の文章は、森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」を彷彿とさせます。

4.「遠まわりする雛」
遠まわりする雛 (角川文庫)

米澤 穂信 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-07-24
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省エネをモットーとする折木奉太郎は“古典部”部員・千反田えるの頼みで、地元の祭事「生き雛まつり」へ参加する。十二単をまとった「生き雛」が町を練り歩くという祭りだが、連絡の手違いで開催が危ぶまれる事態に。千反田の機転で祭事は無事に執り行われたが、その「手違い」が気になる彼女は奉太郎とともに真相を推理する―。あざやかな謎と春に揺れる心がまぶしい表題作ほか“古典部”を過ぎゆく1年を描いた全7編。

古典部シリーズの第4弾は短編集です。

短編集なので、軽く読めるかと思いきや、なかなか深いです。
それぞれのキャラクターの心理描写も丁寧で、興味深く読むことができます。

7編が収められていますが、時間軸は1作目〜3作目それぞれの間の出来事のようです。
ですので、必ず1作目から順番に読みましょう。

5.「ふたりの距離の概算」
ふたりの距離の概算 (角川文庫)

米澤 穂信 角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-06-22
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春を迎え高校2年生となった奉太郎たちの“古典部”に新入生・大日向友子が仮入部する。千反田えるたちともすぐに馴染んだ大日向だが、ある日、謎の言葉を残し、入部はしないと告げる。部室での千反田との会話が原因のようだが、奉太郎は納得できない。あいつは他人を傷つけるような性格ではない―。奉太郎は、入部締め切り日に開催されたマラソン大会を走りながら、心変わりの真相を推理する!“古典部”シリーズ第5弾。

古典部シリーズ第5弾は、登場人物たちが高校2年生になっています。

今作は、マラソン大会を走っている「今」と、問題のあった「過去」が交互に出てくる形です。
「ふたりの距離」というのが、マラソン大会の実際の「距離」であったり、心理的な「距離」であったりとうまく描かれていますね。

このシリーズは、巻を重ねるごとに面白くなっていきます。

自作「いまさら翼といわれても」は未読です。
文庫になるのを待っています・・・
posted by kasuterakun at 00:15| Comment(0) | おすすめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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