2018年03月16日

「家守綺譚」梨木香歩

美しくも不思議な物語。
家守綺譚 (新潮文庫)

梨木 香歩 新潮社 2006-09-28
売り上げランキング : 16060
by ヨメレバ

庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多…本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。

100年ほど前の時代が舞台の物語です。
サルスベリの木が人に恋をしたり、鬼や河童などの狐狸妖怪が出てきます。

それだけ聞くと、なんだか妖しの登場する時代小説?なんて思いますが、全然違って、清冽な雰囲気の美しい物語です。
不思議な世界観と、淡々とした語り口ですが、気が付けばのめり込んでしまいます。

200ページもない薄い文庫ですが、読み終えるのがもったいなく、ゆっくりと読みたい物語です。
posted by kasuterakun at 00:01| Comment(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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