2018年03月29日

「検事の本懐」柚月裕子

佐方貞人シリーズ第2弾。
検事の本懐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

柚月 裕子 宝島社 2012-11-06
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by ヨメレバ

骨太の人間ドラマと巧緻なミステリー的興趣が見事に融合した連作短編集。県警上層部に渦巻く男の嫉妬が、連続放火事件に隠された真相を歪める「樹を見る」。東京地検特捜部を舞台に“検察の正義”と“己の信義”の狭間でもがく「拳を握る」。横領弁護士の汚名を着てまで、恩義を守り抜いて死んだ男の真情を描く「本懐を知る」など、全五話。第25回山本周五郎賞ノミネート作品。

前作では弁護士だった佐方貞人ですが、弁護士になる前に検事を職業としていた時代の短編集です。
前5編が収められています。

どれもいい作品ですが、「恩を返す」と「本懐を知る」が好きです。
2作とも人情味溢れる作品です。

「恩を返す」は学生時代の佐方貞人も登場します。
その学生時代の友人のために奔走する姿がかっこいいです。

そして「本懐を知る」には、佐方貞人はほとんど登場しません。
佐方貞人の亡き父親、佐方陽世の死にまつわる謎を追いかける新聞記者が主人公になっています。
父親と息子の物語に胸が熱くなります。
posted by kasuterakun at 00:00| Comment(0) | ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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